8月 052013
ただいま木津店では4コマ漫画を熱く取り上げております。店頭は担当スタッフが精魂込めて作っておりますのでお任せして、こちらでは自信を持ってオススメできる古今の作品を紹介して参ります。第2回はひらのあゆさんの「ラディカル・ホスピタル」です。
こちらの作品の1巻の出版社情報は
こんな病院あったら入院したい!?名医という言葉からはほど遠い医師・榊先生を筆頭に美人で血をみるのが好きな赤坂先生やパワフルナース達がまき起こす笑いいっぱいの時にはちょっぴりシリアスな病院4コマ!!
となっております。
さて、ひらのあゆさんの素晴らしいところは、巧くて面白いところです。なんじゃそれって言われそうですが、巧さと面白さの両立って案外難しいように思います。巧さって例えば連載一回分全体で起承転結がある、だったり同じく連載一回分でバラバラのように見えてテーマは統一されている、だったり小見出しの使い方だったり考えられます。そちらの意識が強すぎると手段が目的化して、だから?と本末転倒的なことになりうるのですが、ひらのあゆさんの作品だと読んでまず面白い、あとから気づいてああなるほど、と感じさせられることが多いのです。さらに素晴らしいのがそれを長期にわたり続けていること。本作は連載開始からもう15年になるんだなぁ。そりゃあ年もとるわけだ。
ひらのあゆさんは他にも色々と活躍されていますが、個人的には「かつくら」で描かれているのが特に好きです。